毒母から自由になる

過去を思い出すのは辛いけど、無かったことには出来ないから、心の中にあるものを吐き出すためのブログ

ワンコのガウガウに心が痛くなる理由がわかった

先住犬が3才になり、

ようやく落ち着いてきたか?

という時に

新しいコをお迎えしたら、

二人してハイテンション。

 

ガウガウしてゴロゴロして、

またガウガウ。

 

転がって追っかけて。

 

楽しいの?

 

不安になるくらい先住犬がうなる。

 

でも、もともと嬉しいときにも、

甘ったるい声は出さないコ。

とはいえ、ヴーヴーーーとうなると不安。

嫌がってる?

 

新しく来たコがちょいちょいって手をだしたり、

鼻っ面押し当てたりして遊びだす。

 

先住犬はうなるけど応じてるし、

自分から向かってくときもある。

 

顔合わせてからまだふた月だから、

これからだんだんと落ち着くのかなぁ。

 

そう、先住犬のうなり声に心がギュッとなる理由。

 

あれ、お姉ちゃんの声だ。

 

私は三つ上の姉がいる。

私は仲良くしたかったけど、

姉はわたしのことを疎ましく思っていたようで、

仲良く遊んだというのはあまり覚えがない。

 

私がちょっかいをだしては怒られた。

それも、手が出る姉で殴られる。

だから、トイレに逃げ込む。

扉の向こうで悪態をつく姉だった。

 

小学生になった姉は私を無視した。

遊びたくて帰りを待っていても、

無視して友達と遊んだ。

 

姉にとってはうざったかったんだろうな。

でも私は悲しかった。

 

母から、聞かされた。

姉は私のことをあのコばっかりずるいと言っている。

 

私は普通にしてても、

姉から見ると甘やかされてずるいと言われた。

 

だんだんと、姉とは距離ができた。

 

でも、幼いころは、一緒に遊びたかった。

振り向いてほしかった。

 

友達の家は仲のよい姉妹なのに、

なんでうちのお姉ちゃんはいつも怖い顔なの?

直接言わず母を通しての嫌悪感だけが伝わる。

 

なんで、母は私の悪口をわざわざ私に言ったんだろう。

なんで、姉は私に直接言わなかったんだろう。

 

幼いわたしは姉に遊んでほしかった。

一緒に笑いたかった。

なのに、いつも怖い顔して怖い言葉を吐き捨ててた。

 

その姿が先住犬に重なるんだ。

 

うるさい。

来るな。

うざったい。

いい加減にしろ。

邪魔。

 

仲介役をしてくれるはずの両親は仕事に忙しい。

まともに会話にならない。

 

そもそも、母が本音で人としゃべらず、

後から悪口を私に言う人。

 

本音と建前があることを母から教わった。

イヤな感じで。

 

そう、母の口から出るのはイヤな言葉ばかりだった。

祖父の父の姉の近所の、愚痴・悪口。

 

お母さんは、こんなに大変なの。

お母さんは、こんなに頑張ってるの。

お母さんに、こんなに辛いの。

なのに、〇〇はこんなことをお母さんにするの。

 

なんで、一番小さな私が母の愚痴を一手に引き受けなければいけなかったのか。

なんで、イヤって言えなかったのか。

 

それは、

一度、自分の意見を言ったら、「あんたまでそんな事言う」って、より泣かれて大変だったから。

 

私は何か言うと母はより悲しむ、

ただ、聞いていればいい。

私のこころを閉ざして。

 

私のこころは母にも受け止めてもらえない。

私のこころは姉にも受け止めてもらえない。

 

嫌がる声が態度が、

ワンコと重なる。

 

私が遊んでほしいと言ったから不機嫌になる。

私が意見を言うと不機嫌になる。

 

先住犬のうなり声が母と姉の不機嫌な態度を思い起こさせるんだ。

 

私は、姉に遊んでほしかったんだ。

私は、姉に微笑みかけてほしかったんだ。

私は、姉にかまってほしかったんだ。

私は、姉に笑っててほしかったんだ。

 

子供のころ、小さな私は、

姉と一緒の時間を過ごしたかった。

でも、嫌がられた。

 

私は悲しかった。

 

先住犬のうなり声がそのときの縮こまってる私を呼び起こすんだ。

 

ごめんなさい。

怒らないで。

不機嫌にならないで。

私のことを無視しないで。

私のことを嫌わないで。

私のことを、見て。

 

私はここにいるよ。

 

私は姉に愛されたかったんだ。

 

今は一生恨んでやるって言われてるけど、

お見舞いに行っても会ってもらえないくらい嫌われてるけど。

 

幼い私は、姉に愛されたかった。