仮面家族ー母
表面だけの薄っぺらい家族
なのに良い家族のふりをする
外面のいい母
影の薄い父
頑固者だった祖父
わがままな姉
母の愚痴を聞くのが役目だと思い込んでいた私
家族みんなが本音を言わない
何を考えているのか分からない
血のつながりはあるけれど
心は冷えていた
母は何でも他人に話す
家族が嫌がっても気にしない
都合のいいようにネタにする
気にしないどころか
父の言うことよりも
私の言うことよりも
他人の言うことを聞く
自分の考えはない
風見鶏のように意見を変える
いつも自分が被害者で
どれだけ大変な思いをしているかを
ときには涙ながらに語る母
母は自分のことしか考えていない
家族のためにと言いながら
かわいそうな自分に酔っている
だから家族のことなのに
家族と向き合わないで
他人に話をして
大変ねぇ~と言ってもらいたがる
母と話しをしようとしても
話にならない
話を聞かない
被害妄想が強くて
説明しようとしても
「母さんが悪いの?」って逆ギレする。
そんな母がイヤだった。
毒母という言葉を知って
母を嫌ってもいいんだと知った。
私は母が嫌い。
そばに来られると鳥肌が立つほど嫌い。